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和解成立件数2019年3月1日現在

提訴/和解数の差について

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これまでの歩み

裁判報告

第59回口頭弁論

 極寒にもかかわらず、今回もたくさんの方々に傍聴にお越し頂く中、原告の意見陳述と、弁護団意見陳述が行われました。

 今回は、肝硬変の病態である原告1761番さんについて、国が頑なに除斥を主張することから、ついに裁判所に判断をしてもらう(判決)ということになりました。
 そして、この日は、判決を迎える、実質的に最後の期日となることから、1761番さんがその心情を訴えました。
1761番さんは、19歳の頃から、この病気のために、人生において、人間関係や会社での昇進を含め、様々なものを犠牲にして諦めてたこと、病気であること自体が当たり前の生活になってしまったことを述べました。
そのうえで、お金をもらったからといって、いろいろなものを犠牲にした貴重な時間が戻るわけではないももの、若い時に重篤化してしまい、苦しんだ期間が長期に及んだことで、かえって「除斥」という壁によって、そうではない人との間に差をつけられることには納得がいかない、と訴えました。
最後に、裁判官に対し、むしろ病気で苦しんだ期間や病状の重さを公平に判断して、同じ肝硬変の患者と等しい扱いを受けることができる判決を要請して締めくくりました。

 弁護団からは、小林弁護士が、上記の1761番さんの訴えについて、以下のとおり、法的な観点から弁論をしました。
 国は、1991年以後、肝硬変のために様々なものを犠牲にしてきた1761番さんの人生、重篤な肝性脳症の発症、脾臓摘出を伴う危険な手術をすべて捨象し、「1991年に肝硬変と診断された。そして、その診断名は一貫して変わらなかった」という極めて形式的な基準で、1991年の肝硬変という診断でその後の経過のすべてが法的に評価され尽くすのであり、その時点が除斥の起算点であると主張しています。
しかし、B型肝硬変は、進行性の疾病ではあるものの、現在の状況で続くのか、急激に悪化するのか、改善するのか、全く未確定であり、だからこそ、現在の症状の苦しみのみならず、一生不安が続きます。1761番さんにおいても、当然のことながら、1991年当時の症状がどうなるのか、全く未確定でした。
 そして、実際には、その状況は、1991年以来大きく変化していきました。
 特に、2010年10月の肝性脳症の発症とその後の脾臓摘出を伴う手術、そしてそれによって生じた損害は、1991年の状況と質的に全く異なる重大な健康被害でした。 にもかかわらず、1991年を除斥の起算点とする国の主張は、一般的な社会常識、社会正義に反するものですし、「質的に異なる損害が発生した時点をもって除斥の起算点とする」という最高裁において確立した判例法理にも明らかに反するものです。
最後に、裁判所に対し、特措法の形式的な病態区分に拘泥する国の主張にとらわれることなく、国賠法の趣旨に沿った公正な判断をしていただくよう要望して締めくくりました。
裁判後は、AP大阪淀屋橋に移動して、期日報告集会を行いました。今回は、やはり肝硬変除斥の問題について問題点を整理してご説明すると共に、当該意見陳述原告からも感想を伺いました。いい判決を期待したいところです。
報告集会では、最後に、いつものように病態毎に別れて交流会も開催されました。

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