担当地域:大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県・和歌山県・徳島県

和解成立件数2017年3月8日現在
全国
  • 提訴数:23477
  • 和解数:17154
大阪
  • 提訴数:4361
  • 和解数:3487

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弁護団について

人権啓発活動

私たちの思いを知ってください

私たちは、国が行った行為(集団予防接種における注射器等の使い回しについて十分な対応をしなかったこと)によって、病気によるからだやいのちへの被害はもちろんのこと、将来への不安や偏見・差別などによる心の被害、経済的な負担による被害など、たくさんの被害を受けました。この苦しみは今もなお続いています。
私たちは、私たちのこのような被害を皆さんに知ってもらい、今後二度とこのような被害を起こして欲しくない、偏見や差別のない社会を作るために活かして欲しいと考え、以下のような活動を行っています。

国への働きかけ

国は、全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団との間の『基本合意書』において、「本件感染被害者を含む肝炎患者等が、不当な偏見・差別を受けることなく安心して暮らせるよう啓発・広報に努める」、「再発防止策の実施に最善の努力を行う」、「施策の検討に当たり、『肝炎対策の推進に関する基本的な指針』についての今後の見直しや再発防止策の策定等により、これらの施策の目的の達成について目処が立つまでの間、原告の意見が肝炎対策推進協議会等に適切に付されるよう、原告団・弁護団と協議・調整する場を設定する」ことを約束しています。これらの施策がきちんと進んでいくように、私たちは、毎年、厚生労働大臣をはじめ厚生労働省や文部科学省との協議を行っています。

平成28年度厚生労働大臣との定期協議の様子
たとえば、平成28年度の厚生労働大臣との定期協議では、医療従事者養成機関の学生に対し、B型肝炎感染被害の歴史的事実とその教訓についてしっかり学ばせるよう要求しました。原告が自らの体験を直接大臣に伝え、なぜこんなずさんなことで大切な家族が亡くならなければならなかったのか、今後このような被害が二度と起こらないようにするために、将来医療現場で働く学生には必ずB型肝炎の被害を学んでもらい、教訓として活かして欲しいと訴えました。原告の思いは大臣の心に強く響き、大臣から、B型肝炎問題を教訓として学ぶ意義は大きい、前向きに検討するという回答をいただきました。大きな一歩です。
このように、私たちは、これからも国に対して働きかけていきます。

患者講義

「患者講義」とは

『B型肝炎の患者・家族が、自分の体験を語ることを通じて、B型肝炎や過去の国の過ちについて知ってもらい、偏見・差別を解消し、同じ過ちを繰り返させないようにする取り組み』のことです。
B型肝炎の正しい知識を知ってもらうとともに、患者本人の生の声をお伝えしています。

患者講義の様子

私たち全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団では、2014年(平成26年)から、患者講義を様々な大学・専門学校・高校・中学校等で実施してきました。
患者講義の実施実績は、各学校等80校、受講者数約8,000名を越えます(2017年(平成29年)4月時点)。
患者講義の実施実績の詳細はこちらをご覧ください。

「患者講義」を行う理由

患者さんやご家族の多くは、病気のことを話すことはありません。
ご家族やごく近い親族以外には、友人にさえ伝えることはしていないこともあります。ご家族にも秘密にされている方もいるはずです。
正確には、伝えることなんか「できない」と言っても良いかも知れません。
なぜなら、病気のことを伝えると、偏見・差別に遭うのではないかという不安があるからです。
私たち原告団・弁護団は、患者さん・家族が偏見・差別に遭わないようにするため、偏見・差別に遭うのではないかという不安を解消するためには、B型肝炎のこと、患者・家族のことを知らない人に知ってもらうことが大切だと考えています。

患者・家族の経験を伝えることは、
  1. 偏見・差別を解消すること
  2. 同じ過ちを繰り返させないこと
につながります。

なぜなら、偏見・差別を受けた人の気持ちが理解できるようになるからです。
被害を受けた人の状況が分かるようになるからです。

患者講義をした講師の感想(キャリア原告Iさん)

私は、人前で話すのは得意ではありません。でも、たくさんの人の前で話をしました。
人前で病気の話をすることは、とても不安でした。
でも、講義を終えて、本当に私の素直な思いを話すことができてよかったと思っています。
また、講義を聞いてくださり、B型肝炎のことを知ってくださった学生さんの感想を聞いて、講師を引き受けてよかったと思いました。

患者講義を受けた学生さん達の感想

患者講義を受けた学生さん達から、講義を受けてよかった、といった声が続々と届いています!
その中から少しだけご紹介します。

医学系大学・専門学校
  • B型肝炎について知ることができた。
  • 患者さんの思いを知ることができてよかった。
  • 話を聴いて、差別をする人達がいることを知って、とても残念に思いました。私は絶対そんなことをしないと誓いました。
  • 今後、看護師になるにあたり、患者さんの精神的ケアもさることながら、正しい知識を持つことが重要だと思った。
  • このような講義は初めて聴いて、初めて知ることが多くあった。注射器の回しうちや国が隠し事をしていたことなどは驚きであり、今後も頭にしっかりととどめておきたいと思いました。
  • 患者さんの話では、とても明るく前向きに病気と向かい合っておられる姿に感銘を受けたが、同時に検査の不安や再発の恐怖について常に向き合っておられる現実を知り、医療従事者として関わり方がとても重要だと感じた。
  • 感染を防ぐことだけに目がいってしまって、患者さんの気持ちについて考えていませんでした。これからに活かしたい。
  • 看護師として知識だけ持っていても駄目で、常に患者さんとどのように関わっていくのかを患者さんの立場に立ち考え続けることが大切だということを学ぶことができた。
大学・法学部
  • もっと知りたいと感じました。是非、裁判の傍聴に行きたいです。
  • 肝炎患者であるからといって、何か偏見を持ったり、差別視することなく、一人の人間として接すること、そして自分が正しい知識を持っていることを伝え、患者さんを安心させてあげられればと思います。
  • 患者さんと会ったときや接するときも、普通の人と同じように対応してあげたいと思う。
  • 公共の利益というものも大事だと思いますが、そのために犠牲になってしまう人がその利益のために苦しい思いをするというのは当事者にとっては納得できないことだと思うし、そのことを知りながら放置していた国の責任も非常に大きなものだと思いました。
中学校・高等学校
  • 父親にしっかりと話そうと思う。
  • インフルエンザと同様、空気感染すると思っていた。今回の話で感染しないと分かった。
  • 感染発覚が高校生のときと聞いて、僕たちと同じの頃からの病気なのか、と思った。
  • 患者の皆さんには頑張ってもらいたいし、自分も患者の人が傷つかない声かけをしたいと思った。
  • 実際の患者さんの話を聴いて、本当に苦しい思いをしたんだと涙が出ました。
  • 国のせいで病気になってしまうのはおかしいと思う。自分の親が肝炎だったら国を恨むと思う。
  • 将来福祉関係の仕事を目指すものとして、積極的に声をかけていきたいと思いました。

お問い合わせ・お申し込みは…

全国B型肝炎訴訟大阪弁護団事務室

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