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和解成立件数2017年3月8日現在
全国
  • 提訴数:23477
  • 和解数:17154
大阪
  • 提訴数:4361
  • 和解数:3487

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これまでの歩み

裁判報告

第49回口頭弁論

今回の期日でも、原告の意見陳述と弁護団意見陳述が行われました。今回の原告は2名とも除斥により十分な補償が受けられない方々でした。

原告1817さんは、社会人として働き始めてすぐに肝炎が発症し、即入院となって会社も退職せざるを得ませんでした。また、楽しんでした副業のテレビ番組のアシスタントの仕事も諦めざるを得なかったとのことです。結局、2度もインターフェロン治療を受け、厳しい副作用にも耐えて、慢性肝炎は落ち着いたとのことですが、その期間中、とても苦労をされました。現在も、体調に気を付けながら、心の病気のある方の相談を受ける相談支援専門員として働いているとのことです。ところが、このインターフェロンの苦しみから20年経っているため、除斥により補償が大きく減額されるとことについて、その理不尽さに、怒りと哀しみを感じていることを裁判所に訴えました。

原告番号3971番さんは、大学受験の時に肝炎を発症したため大学進学は諦め、公務員として仕事をしながら夜間の大学に通いました。その後も今に至るまでの42年間、血液検査を最低でも年4回以上受け続け、数え切れないほどの点滴と注射を受けてきましたが、発症から20年以上経過しているため、除斥によって、充分な補償が受けられないとのことです。長く苦しみを背負ったことが原因で十分な補償が受けられない理不尽さを、裁判所に訴えました。

弁護団意見陳述では長野真一郎弁護士が、肝硬変除斥原告については7月の期日に準備書面を提出すること、慢性肝炎除斥原告についても準備書面を準備中であることを陳述しました。また、本年1月期日の和解者数は32名、3月は51名、5月は54名の合計137名のところ、提訴被害者数合計は232名であり、和解者数は6割程度に過ぎず、このままでは未和解の原告が増え続けることになるので、被告に更なる対策を求めました。

裁判の後、大阪弁護士会に会場を移して期日報告集会が開催され、期日で意見陳述いただいたお二人と各担当弁護士から陳述を終えての感想を述べて頂きました。その後、4月26日に開いたオール肝炎サポート集会の様子や、3月にあったB型肝炎の創薬事業に関する公開報告会を受けて創薬事業の到達点の報告などがありました。最後は、参加者がいくつかのグループに分かれ、弁護士を交えて交流しました。
その後、場所を移して開かれた懇親会も、大いに盛り上がりました。

第48回口頭弁論

今回の期日も沢山の方が傍聴された中、原告の意見陳述と弁護団意見陳述が行われました。

原告3672番さんは、中学生の頃から既に倦怠感があり、祖父から続く伝統的産業の仕事を継げなかったこと、B型肝炎ウイルスに感染判明時に結婚を予定していたパートナーがおり結婚するに際してパートナー及び義理の両親にB型肝炎の説明をすることに大きな精神的負担を抱えたこと、就職した電気メーカーでは体力面から花形部門につけなかったこと、70歳をこえ病状も落ち着いてきたと安心していた矢先に肝癌の発症を告げられ辛い治療を強いられたことから、二度とこのような被害が生まれないようにと訴えられました。

原告3874番さんは昭和56年に感染が判明し、当時は就職先の刑務所でも感染している収容者が差別的な扱いを受けていることを目の当たりにし自身がキャリアであることを言えなかったこと、キャリア自体の治療を目指したが叶わなかったこと、発症してからは適切な治療にたどり着くまで生命の危機すらあったことから、正しい知識の普及と治療に対する積極的な支援を訴えられました。

弁護団意見陳述では長野真一郎弁護士が、前回1月期日から和解者数が激減していることを問題提起し、これについて国に対しては早期和解実現に向けた対策を、裁判所には重大な関心をもっての対応を求めました。因みに前回1月期日の和解者数は32名、今回は51名であり、これは近年の平均和解者数の1/2以下とのことです。また、除斥問題については、引き続き国に再検討を求め、仮に進展しない場合は裁判所の和解所見を含め、国の対応、裁判所の訴訟指揮を求めていくことを陳述しました。

裁判の後、AP大阪淀屋橋に会場を移して期日報告集会が開催され、まず原告の江口さんより恒例のDVD上映がありました。次いで期日で意見陳述いただいたお二人よりの感想、各担当弁護士の感想、ニュース映像上映、基本合意5周年記念集会の報告、恒久対策委員会、なの花の会からの報告、病態ごとに分かれての交流会、原告団総会がありました。
その後、開かれた懇親会も、大いに盛り上がりました。

第47回口頭弁論

この日も、傍聴席が満員になるほど、多数の方に参加いただきました。
法廷では、まず原告の意見陳述がおこなわれました。
原告3561番さんは、ご自身が受けた偏見や差別についてお話しされ、正しい知識を普及させることの大切さを訴えてくださいました。原告3786番さんは、肝がんで亡くなったご主人の思い出や緩和ケアの苦しみ、家族の思いについて、言葉につまりながらも気丈に陳述されました。

続いて、弁護団代表の長野真一郎弁護士が、弁護団意見陳述を行いました。
長野弁護士からは、審理期間が長引き、提訴してからも長期間救済を受けられない患者が多く存在することを指摘した上で、①B型肝炎訴訟に対応する国の職員の増員、②各地の審査体制と中央の審査体制の間における合理化、③和解の内容・結論とはほとんど無関係な資料の追加要求をやめるなどの効率化、といった大幅な改善対策をとるべきであるとの意見が陳述されました。
なお、この日の和解者数は、直近の裁判期日の中ではきわめて少ない、32名にとどまりました。

裁判の後は、大阪弁護士会館に移動して、期日報告集会を行いました。
集会では、意見陳述をしてくださった原告さんから感想を述べていただいたほか、この間の活動についての映像報告や、基本合意5周年記念集会の報告がおこなわれました。
また、恒例の原告交流会もおこないました。
初めて参加してくださった方もおられて、数十分の交流時間があっという間に過ぎてしまう、たいへん盛り上がった交流会となりました。

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