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和解成立件数2018年4月19日現在
全国
  • 提訴数:26522
  • 和解数:19907
大阪
  • 提訴数:4833
  • 和解数:3932

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これまでの歩み

裁判報告

第54回口頭弁論

最近ようやく暖かくなり、春らしい日が続くようになりました。
今回もたくさんの方々に傍聴にお越し頂く中、お二人の原告の意見陳述と、弁護団意見陳述が行われました。

原告3591番さんは、慢性肝炎で2度もインターフェロン治療を受けられました。発熱・倦怠感・脱毛・食欲不振等の治療による副作用の苦しみに加え、入院中に、ご自身が使った食器を煮沸消毒するため他の患者さんとは別のところに置くよう指示されたという病院の差別的取り扱いで、大変辛い思いをされました。そのご経験から、肝炎患者が差別や偏見にさらされることなく、普通に、安心して暮らしていける社会にして欲しいと強く訴えられました。

原告4292番さんは、無症候性キャリアで発症はしておられません。しかし、大多数のキャリアの方が、まだ救済されていないという現状を知り、救済の必要性についてお話して頂きました。一生消えないB型肝炎ウイルスを体の中に持っているという認識は、日常生活におけるちょっとしたことについて不安を煽ってくるということを訴えられました。また、キャリアでも裁判を起こすことができること、発症した場合に追加で給付金を受けられることをしっかり広報して欲しいと問題提起をして頂きました。

弁護団からは、長野弁護士が、国の対応の遅さについて指摘しました。最近では、原告側が資料を提出してから、1年程度かけてようやく検討結果の回答が来ていること、さらに、原告の中には、提訴後2年以上の長期間、何らの回答も得られない方もおり、早期の回答を求めたいと訴えました。

裁判後は、大阪弁護士会に移り、期日報告集会を行いました。
今回は、ロースクールに通われている学生さんからのご挨拶があった他、先日、原告団共同代表を退任された小池さんの引退セレモニーを行いました。小池さんには花束や記念品が贈呈された他、これまでの小池さんのご活躍をまとめたDVDも上映されました。小池さん、長い間、本当にお疲れさまでした。これからも一緒に頑張りましょう。
小池さんをはじめ、患者さんの活動の様子を描いたドキュメンタリー番組「願いかなうまで3」が、3月21日(水・祝)15:54~16:24にテレビ大阪で放映されます。是非ご覧ください。

第53回口頭弁論

今回もたくさんの方に傍聴に来ていただく中、2人の原告が意見陳述を行い、弁護団からも慢性肝炎除斥及び肝硬変除斥についてそれぞれ意見陳述を行いました。

最初に意見陳述を行った原告3844-1番さんは、平成8年に夫を肝臓がんで亡くされた亡くされた遺族です。夫は、感染の原因もわからないまま、未成年の2人の子どもを残し亡くなったこと、その感染原因が集団予防接種によるものであったとわかり遺族として苛烈な被害感情を持っていることなどを話されました。改めて集団予防接種による感染被害の深刻さ、国の責任の重さを問う内容の意見陳述でした。

また、原告4225番さんは、B型肝炎ウイルスのキャリアであることが判明した際に、上司の対応で職場の全員に感染が知られ、深刻な差別・偏見の被害を受けたことを生々しく語られました。また、二次感染した長女に対して申し訳ないと自分を責める気持ちになってしまうこと、長女のためにも国に責任をとってもらおうという気持ちで提訴に至ったことなども話されました。差別・偏見の実態の深刻さ、母親としての心情の辛さ等を吐露され、やはり本件感染被害の重さを感じさせられる内容の意見陳述でした。

次に弁護団からは、奥村弁護士より、慢性肝炎および肝硬変を発症してから20年以上経過してから裁判を起こした原告は給付金が減額される(除斥といいます)問題について、それぞれ意見を述べました。まず、慢性肝炎除斥については、2名の原告について、具体的事情の即して、除斥の適用を否定した福岡地裁平成29年12月11日判決の判示内容を踏まえ、同様の論理が大阪地裁において提訴している原告との関係でも適用され得る旨の主張を述べました。次に、肝硬変除斥について、弁護団から提出済みの意見書および準備書面に対する国の反論が乏しいことを指摘し、速やかなる審理を求めるとともに、肝硬変発症から20年を経過した原告についても、その具体的事情に即して、除斥を適用しない判断を行うよう求めました。

弁論期日終了後、中之島公会堂に移動し、期日報告集会を行いました。
前回同様、集会には、和解された原告を含め、初めて傍聴に来て下さった原告の皆さんもたくさん参加していただき、前回の弁論期日以降に行われた様々なイベントについて報告や、恒例の原告交流会も行いました。原告団・弁護団が長らく求めていた医療費助成制度が予算化にされることに関する状況説明や、弁護団から福岡地裁平成29年12月11日判決の内容についての説明も行われました。
報告集会のあとには、近くのお店で懇親会も行い、こちらも大いに盛り上がりました。

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